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聡「そうなのかもしれませんね」 澪「やっぱりそうか」 聡「俺が高校生のころ、ある日友達が、姉のことを可愛いって言ったんです」 澪「……おやまぁ」 聡「前はそんなことなかったのに。姉が高校卒業してから、結構そう言う奴が増えてきて」 聡「俺は姉を避けるようになりました。姉と俺の友達をあまり会わせたくなかったからです」 澪「お前も結構……アレだな。憂ちゃんの素質あるよ」 聡くんの本音は私の予想の斜め上だった。 というか、これはいわゆる…… 澪「シスコンか」 聡「そうですね。今になって思えば俺は姉離れできていなかったんです」 澪「今もだろ」 聡「澪さんも結構言いますね」 澪「当たり前だ。お前馬鹿だろ?もう律とはあまり会えなくなるんだぞ。このまま別れてもいいのか?」 律の悩みがただのすれ違いなら、私はそのズレを戻してやりたい。 あいつが何の悩みもなく嫁げるように、不安をなくしてやりたい。 ってなんだか母親みたいだな。 いや逆か。 今まであいつに世話になっていたのは私のほうなのだから。 聡「俺、姉が高校卒業してからどんな事をして、どんな大学生活をしていたのかも知らなかったんです」 澪「だから今日私に聞いたのか」 聡「お時間いただいてすみません。あと一つ聞きたいんです。姉の旦那になる人は、どんな人なんですか?」 まるで母親のように心配しているのは私だけではないらしい。 澪「どんなって言われてもな。いい奴だと思うよ。大学時代から律の傍にいた奴だしな」 だが、彼は律に告白したりしなかった。ただ傍で律を見ていた。 そして、律が無理をしたりわざと明るく振舞っている様子を見抜き、支えていた。 正直、私のポジションが奪われた気がして悲しくなった。 それでも、彼と一緒にいる律はとても楽しそうで。 澪「お似合いだと思ったよ。なよなよしたヘタレっぽい奴だけどな」 聡「ちょっと自分と被って胸が痛いです」 澪「ヘタレだけど、いい奴だよ。聡くんみたいにな」 大学を卒業して、律も彼も私も就職した。 そして彼が順調に社会人として成長した後、律に告白をしたのだった。 澪「そんないい奴のことだ。大丈夫だよ。じゃなきゃ私が結婚なんて認めてない」 聡「澪さん……人のこと言えませんね」 澪「はは、うるさいぞ」 聡「澪さんのおかげで色々区切りがつきました。今日はありがとうございます」 澪「いいって。私もお前と律のことは気になってたからな。何とかなりそうでよかった」 聡「では、失礼します。明日もうちにくるんですか?」 澪「律が来いって言ってたからな。たぶん聡くんやご両親も一緒に、食事でもするんじゃないか」 聡「そうですか……わかりました」 外に出ると夕暮れが広がっていた。 聡くんを送り届けた後、私も帰宅する。 明日が終われば律としばらく会えなくなるだろう。 何とかなればいいと思いながら、シルバーの車体を走らせた。 ――――――――――――――――――――――― 次の日! 澪「ご馳走様です」 律「どういたしまして」 澪「お前の料理じゃないだろっ」パチン 律「痛ぁ!」 いつものやりとり。ご両親の前だから拳骨ではなくデコピンにしておく。 そんなやりとりを、みんな笑って見ていた。 澪「すいません、家族の団らんにお邪魔して」 律「何言ってんの!私が呼んだんだからいいんだよ!」 澪「でも彼は呼ばなくてよかったのか?」 律「いいのいいの。今日が終わったら中々会えなくなると思うからさ。旅立ちの晩餐?みたいな」 ご両親と話をして、しばらく過ごす。 そんな中、聡くんが何も言わずに出て行った。 律は一瞬悲しそうな顔をした後、また笑顔に戻った。 何をしているんだ、あいつは。 澪「ちょっと電話してくるな」 律「あっ、ごめん時間だいじょぶ?」 澪「大丈夫だよ。ただの連絡だから」 二階に上がって、昨日居た部屋の隣をノックする。 澪「何やってるんだよ」 聡「澪さん……」 澪「昨日はもう心配ないなと思ったのに、どうしたんだ?」 聡「……」 澪「律、悲しそうにしてたぞ」 聡「……」 聡「俺、やっぱり嫌です」 澪「?」 聡「明日から姉がいなくなるのは……嫌です」 まったく、このシスコンは。 澪「お前な……律の幸せを願ってやれないのか?それに、今までずっと一緒にいただろ」 澪「たぶん聡くんも頭では分かってるんだろ?私だってそうだ。律が引っ越して、あまり会えなくなるのは嫌だよ」 聡「はい」 澪「今までお前も私も、律に助けられてきたじゃないか」 私も聡くんも、気が弱い性格だ。 気が弱い性格というのは、気が強い人間にいじめられやすい。 律も気が強かったが、私をいじめようとはしなかった。 それどころか、守ってくれた。 そして、守られていたのは聡くんも同じだ。 澪「もう卒業……か」 聡「え?」 澪「お前も私も、そろそろ卒業するべきだよ。まぁ私は結婚してからマシになったけどな」 聡「姉を……ですか」 澪「そうだ。私は律に頼ってばかりな性格を、お前はシスコンを。そろそろ卒業しなきゃ」 聡「…………」 人は、誰かといつも傍にいることはできない。 友達も、恋人も、家族も、長い間傍にいることはあっても常に傍にいることはできないのだ。 聡「そうですね……俺も卒業しなきゃな」 聡「すいません、昨日といい今日といい」 澪「いいって。さ、行こう」 聡「ありがとうございます」 下に降りると、律がバッグを持って玄関を出るところだった。 何でも、引越し作業が難航しているためもう戻ったほうがいいのだそうだ。 律「じゃあまたな!父さん、母さん、また来るから」 律の両親は涙ぐみつつ声援をおくる。 律「澪もまたな!遊び来てよね!」 結婚式でもないのに私まで涙ぐみそうになった。 こんなときにも律は笑顔で、これからその笑顔があまり見れなくなると思うと寂しかった。 律「聡も……元気で!」 ぎこちなく笑った後、立て付けの悪い戸を開ける。 そのまま律が出て行こうとして、私が「おい聡、話が違うぞ」と思った時だった。 聡「ね、姉ちゃん!」 律「!!」 聡「えっと……元気で」 律「うん……聡も」 二人して黙る。この時初めて、似てる兄弟だなと思った。 聡「姉ちゃん、幸せになってね」 律「聡……」 聡「結婚おめでとう!!たまにはうちにも帰ってきてよ!」 律「うん……!ありがと!!」 寂しげだった律の笑顔が、曇りのない笑顔になった。 いつも私を支えてくれた、私の大好きな笑顔。 律は見ているこっちまで幸せそうに笑いながら、今度こそ家を出た。 きっと迎えに来たのであろう彼と律の楽しそうな声がドア越しに聞こえてくる。 次いで、車が走り去る音。 昨日と同じ、でも昨日みたいに次の日に会うことはもうできない。 見ると、聡くんは少しだけ涙ぐんでいた。 私はその肩をぽんと叩く。 聡「…………」 澪「卒業おめでとう」 聡「……澪さんも」 澪「……うん」 聡「色々ありがとうございました」 澪「私のほうこそ。じゃあまたな」 澪「お邪魔しました」 ご両親に挨拶して私も律の家を出る。 車のロックを解除して乗り込もうと思ったとき、不意に呼び止められた。 澪「もう……びっくりした」 シルバーの車。その隣には私を迎えに来た人。 律の旦那とは違って少し意地の悪い彼を追いかけながら、助手席に乗り込んだ。 おわり 投下というのが初なんで読みづらい部分があると思うがすまん 支援とかありがとうございました 戻る
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唯「私はギー太をこんな風にした犯人を絶対に許さなあ!!」 唯「聡君!!」 聡「は、はい?」 唯「良かったら、私を手伝ってほしいの。その、一人で出来ることは限界があるから……」 聡「……もちろん、いいですよ。乗り掛かった船ですし」 唯「……ありがとう!」 唯「それから……」 こんな時に、頼りになる人が一人。 プルルルル……プルルルル 唯「もしもし!?」 ―――――――――――――――――――― 澪「もしもし……あれ、唯? 久しぶり、うん。どうしたの……え?」 澪「えぇぇ!? アパートが燃えたぁ? うん、うん。あ、ちょっと待って」 澪「あ、いいよ……」 カキカキ 澪「オッケー、メモした。……あ、全然いいよ、私の家に泊めるくらい! うん、それじゃあ、また後で」 ツーツー 澪「唯……久々に電話がきたと思ったら、一体どうしたっていうんだ……?」 …… 聡「今の電話……澪さん?」 唯「うん、今日これから泊めてもらうことになったから……聡君も、オッケーだって」 聡「俺も!? いいんですか?」 唯「うん、とりあえず澪ちゃんの家に向かおう」 ブーブー 唯「あ、メール……」 受信中 From あずにゃん すみません、先輩!m(__)m(絵文字) ちょっと急用ができてしまって、行けなくなって・・・ メール出すのも遅れてしまって、本当にごめんなさい(絵文字) 会うのはまた今度ということで・・・ 唯「そんなの信用できないよ、あずにゃん……」 澪ちゃんの家は、私の家から電車で30分ほど離れたところにある 実は私も行くのは初めてだ 電車内で、私は聡君とはほとんど会話せず、 窓の外をボーっと眺めて過ごしていた ――――――――――――――――――――― 聡「澪さんとは、どこで待ち合わせですか?」 唯「えっと、駅の北口って言ってた」 聡「北口……こっちですね、行きましょう」 唯「うん」 澪「唯、聡ー! こっちこっち!」 唯「澪ちゃん!」 ガシッ 唯「会いたかったよぅ、澪ちゃん……」 澪「久しぶりだなぁ、唯……ナデナデ あとついでに聡も」 聡「……お久しぶりです、澪さん」 澪「車こっち停めてあるから、二人ともおいで」 唯「ねぇ、澪ちゃんってどんな所に住んでるんだっけ……?」 澪「ん? 普通のマンションだよ。最近は仕事場で寝ることも多いけど」 唯「え、小説とかって家で書くんじゃないの?」 澪「う~ん、私の場合はそっちの方が書きやすいから」 澪「あ、こっちこっち」 澪「どうぞ、乗って乗って」 唯「おぉ、左ハンドルだ……」 聡「うわ、すげぇ……」 唯「ね、ねぇ聡君? これって凄い高い車じゃなかったっけ?(ボソボソ」 聡「フェラーリっすよ、唯さん……」 唯「ふぇらーり?」 聡「めちゃくちゃ高いっす」 澪「遠慮しなくていいぞ、さあ乗って乗って」 聡「澪さんの家は、駅からどれくらいなんですか?」 澪「10分くらいかなぁ……まあすぐ着くよ」 唯「あ~あ、いいなぁ、澪ちゃん。運転できて~」 澪「唯、免許取ってないのか?」 唯「うん、だってめんどくさいじゃん。試験とかさぁ」 澪「車あると便利だぞ? 私は、電車はもう人が多すぎてウンザリだ」 唯「私も免許取ろうかなぁ……」 ―――――――――――――――――――― 澪「ほら、着いたぞ」 聡「……でけぇ」 唯「ポカーン」 聡「何階立てっすか、これ?」 澪「さあ、数えたことないから分からないな。 あ、エレベーターはこっちだ」 唯「な、なんかおっきいホテルみたいだね」 澪「うん、まあ似たようなものだな。レストランも付いてるし」 澪「あ。ここ、ここ」 501号室 唯「……名前とか書いてないの?」 澪「うん、女の一人暮らしだしね」 聡「しかし、どう見てもホテルだなぁ」 澪「どうぞ、入って」 ガチャ 澪「あ、靴は履いたままでいいから」 唯「ひ、ひっろぉぉぉーーーーい!!!! 聡「パネェwww」 澪「そ、そうかな?」 唯「みてみてぇ~、ベッドふかふかだよぉ~」 ボスン、ボスン 澪「あ、こらこら」 ジャー 聡「うぉ、景色やべぇ!」 澪「あ、カーテンは後で閉めておいてくれ」 唯「冷蔵庫ちぇ~っく!うぉぉ、お酒いっぱい! 澪ちゃんってお酒とか飲むの??」 澪「まあまあかな。あんまり飲むとほら、アレだから」 聡「液晶でかすぎwww何インチっすかwwww」 澪「あぁ~、それはもらいものだよ」 ピッ 唯「なんかえっちな番組やってるかな?」 澪「もう、皆落ち着けってば!」 澪「……落ち着いた?」 唯「ふぅ、とりあえず一件落着だねぇ……」 聡「まだ何もやってませんよ」 澪「それじゃ、まずは何が起こったのか話してくれるか?」 唯「うん、実はかくかくしかじかで……」 ―――――――――――――――――――― 澪「えぇ、じゃあ梓たちが窃盗犯のグループだっていうのか!?」 唯「うん、そうらしいの……」 聡「あぁ、それは確かな情報っすよ。 まあ梓さん本人が関わってるとは限らないですけど」 澪「ふ~ん、それでアパートが燃えたっていうのは?」 唯「それが私、あずにゃんと会う約束をしてたんだけど……」 聡「唯さんが梓さんを待っている間に、何者かがアパートに火を付けたんですよ」 唯「結局あずにゃんは来なかったし……」 唯「それで、あずにゃんは危うく死ぬところで、ギー太は丸焦げになったんだよ!!」 澪「……はぁ? なんで梓が死にかけるんだ?」 唯「あ、あずにゃんっていうのは、この子」 ガサゴソ 猫「にゃあ~」 スリスリ 澪「うぉ、……可愛いな。梓って名前なのか?」 唯「ううん、あずさ2号(ry」 澪「あ、でもさ、話を戻すけど。 それって変じゃないか?」 唯「変って、何が?」 澪「だって、もし仮にアパートを燃やした犯人が梓たちならさ、 どうやってアパートの場所を突き止めたんだ?」 唯「あ、それは……」 澪「それに、動機もよく分からない。 いくつも盗んだ楽器のうち一つを奪い返されたからって、 わざわざ防火したりするかなぁ~?」 唯「そ、それは……」 聡「きっと、アレっすよ、奴等はねちっこいんです。 奪ったものは、必ず我が物にする、みたいな!」 澪「う~ん、そうかなぁ……」 聡「ほら、唯さんも。 何か身分を特定できる物とか、持ってなかったんですか?」 唯「身分を特定…………あぁっ!!」 澪「ど、どうしたんだ……?」 唯「手紙……」 澪「手紙?」 唯「うん、憂への手紙」 澪「それがどうかしたのか?」 唯「私のアパートの住所が書いてある」 聡「そ、それっすよ!! きっとそれを見つけて、奴等は……」 唯「おかしいなぁ、出したと思ったんだけど……」 澪「なるほど、じゃあ場所の方は説明がつくのか……」 澪「それで、唯はこれからどうするつもりなんだ?」 唯「うん……やっぱり、あずにゃん達が悪い事してるなら、なんとかしなくちゃって」 唯「それに、防火のことも……」 澪「そうだな……まあとりあえず、今日はゆっくり休もうか。 疲れただろ?」 唯「もうへとへと……」 聡「俺もくたくたっす」 澪「うん。じゃあ、部屋案内するから」 唯「あ、そうだ。澪ちゃん!」 澪「ん、なんだ?」 唯(あの白い粉のこと、言った方がいいのかな……?) 澪「どうしたんだ、唯?」 唯「あ、あの……」 唯(でも、これ以上話をややこしくするのもアレだし……) 唯「ううん、やっぱり何でもない」 澪「そっか、じゃあ行こう」 澪「唯はこっち、聡はこっちな」 聡(いくつ部屋があるんだ……?) 澪「あと、トイレはそこ。 鍵はちゃんとかけるように……特に聡!」 聡「分かってますってば」 澪「じゃあ、そろそろ夕飯にしようか」 唯「澪ちゃん、いっつも夕飯とかどうしてるの?」 澪「う~ん、出前とか頼むこともあるけど……結構自分で作ることが多いよ」 唯「え、じゃあ、今日はー?」 澪「うん、私が何か作ろうかな」 唯「やったあぁ、澪ちゃんの手作りぃ!!」 聡「澪さんの手料理とか……ゴクリ」 澪「それじゃあ、すぐできるから、二人ともリビングで待っててくれ」 唯「りょ~かい、行こう、聡君」 ギュッ 聡「あ……は、はい!」 ―――――――――――――――――――― 唯「テレビ付けよっと」 ピッ 唯「おぉー、大画面、大迫力……」 聡「あ、唯さん。そこの新聞取ってくれませんか?」 唯「ほい」 聡「何かいい番組やってないかな……あれ?」 聡「これって……唯さん、ちょっと」 唯「うん?」 聡「これ、見て下さい」 唯「どこ?」 聡「ほら、ここ」 唯「Nyan☆Nyans?」 聡「そうです、これ梓さんのバンドの名前ですよ!」 大人気 Nyan☆Nyans新曲披露 唯「ええ、あずにゃんテレビに出るの!?」 聡「そうみたいですね。 もう少ししたら始まりますよ」 唯「すっご~い、あずにゃん!これって初めてじゃないの?」 聡「多分……俺は見たことないですし、TV初登場じゃないですか?」 唯(ワクワク) 澪「皆、できたぞ~」 聡「はやっ! ……これは、ハンバーグですか?」 澪「うん、実は二人が来る前にもう準備してたんだ」 唯「うわぁ、おいしいそう!! 澪ちゃんって、ホント何でもできるよね~!」 澪「ありがとう。でも、そんな事ないよ、ホントは……」 聡「マジうまそうっす。いただいていいっすか?」 澪「うん、どうぞ」 モグモグ 唯「……おいしい!!」 聡「うま!! マジくそうまいっす!!」 澪「そ、そうかな?」 唯「私も料理できるようになりたいなぁ~」 澪「憂ちゃんに習えばいいじゃない?」 唯「憂は今、留学中で家にいないから……」 澪「あ、そ、そうだったな。ごめん」 聡「唯さん、澪さん、そろそろ始まりますよー」 澪「ん、何が?」 唯「あ、忘れてた。澪ちゃん、今からあずにゃんがテレビに出るんだよ!」 澪「え……ホントに?」 唯「ホント、ホント!」 聡「あ、これ梓さんですよ!!」 ――それでは、続いてのアーティストは…… ――Nyan☆Nyansの皆さんです! ワアアアアァァァァァァ!!!!!! パチパチパチパチ ――皆さん、初登場ということですけど ――はい、とっても緊張してます! 澪「ホントに梓がしゃべってるよ……」 聡「すげぇなぁ」 唯「あずにゃん可愛い~!!」 ――何でも皆さんは、近日公開の映画「恋の方程式」の主題歌を歌っているそうで ――はい、この映画は、私にとって、とても大切な映画で……。登場人物の気持ちを歌にして作曲しました。 唯「……って、ええぇ!! この映画って、澪ちゃんが書いたやつじゃないの!?」 澪「うん、実は……///」 唯「あずにゃん達のデビューシングルって、この映画の主題歌なんだぁ……」 聡「あ、俺読みましたよ、その小説!」 澪「え? も、もう、恥ずかしいからやめてよ……//」 聡「いやぁ、まさか最後に○○が××になるとは……」 唯「ちょっと聡君、私まだ読んでないんだからネタバレしないでよ!!」 聡「あ、す、すんません!」 澪「おい、歌始まるぞ」 ジャンジャン~ジャジャジャ~♪ 梓「ずぅっと仲良しだぁたのに~♪」 唯「う、上手い……!」 澪「歌上手くなったなぁ~、梓は」 聡「演奏も上手っすね……」 唯「あずにゃん、ギター桁外れに上手くなってるよ……」 澪「ベースもなかなかだぞ」 聡「ドラムもいいっすね~」 唯「てゆ~か、皆可愛い!」 澪「だな」 聡「そうっすねぇ」 唯「聡君は、この中だとどの子がタイプ?」 聡「えぇ!? えっと……」 唯「やっぱりあずにゃん?」 聡「いや、その……」 澪「あの長髪の子なんか、特に可愛いと思うぞ」 聡「どれですか?」 澪「ほら、ドラムの……」 聡「あぁ、あの子か…………いや、アレは無いっすね」 澪「そうかぁ?? 一番可愛いと思うんだけど……」 聡「う~ん、なんか違うっていうか……」 澪「じゃあ唯は?」 唯「う~ん、私はやっぱりあずにゃんかなぁ~」 聡「あ、終わりましたね」 唯「ハッ……あずにゃん見てたら歌全然聞いてなかったよぉ~!」 澪「おい」 4
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本稿での順序は、見やすさの都合上、開催月による。 【各棋戦進行状況】 名人戦:タイトル戦開始前(次局:第1局[4月5・6日]・東京都文京区) 叡王戦:本戦トーナメント進行中(決勝:菅井八段-永瀬王座) 棋聖戦:決勝トーナメント進行中(ベスト16:糸谷八段、佐々木大七段、佐々木勇八段、松尾八段、広瀬八段) 王位戦:挑戦者決定リーグ進行中 王座戦:二次予選進行中 竜王戦:ランキング戦進行中 王将戦:一次予選トーナメント進行中 棋王戦:タイトル戦進行中(次局:第4局・3月19日、栃木県日光市、渡辺明棋王の1勝2敗) 年度 名 人 叡 王 棋 聖 王 位 王 座 竜 王 王 将 棋 王 2023 第81期 渡辺明名人 藤井聡竜王 第8期 藤井聡叡王 xxx段 第94期 藤井聡棋聖 xxx段 第64期 藤井聡王位 xxx段 第71期 永瀬王座 xxx段 第36期 藤井聡竜王 xxx段 第72期 藤井聡王将 xxx段 第48期 xxx棋王 xxx段 2022 第80期 渡辺明名人 斎藤慎八段 第7期 藤井聡叡王 出口六段 第93期 藤井聡棋聖 永瀬王座 第63期 藤井聡王位 豊島九段 第70期 永瀬王座 豊島九段 第35期 藤井聡竜王 広瀬八段 第71期 藤井聡王将 羽生九段 第47期 渡辺明棋王 藤井聡竜王 2021 第79期 渡辺明名人 斎藤慎八段 第6期 豊島叡王 藤井聡二冠 第92期 藤井聡棋聖 渡辺明名人 第62期 藤井聡王位 豊島九段 第69期 永瀬王座 木村一九段 第34期 豊島竜王 藤井聡三冠 第70期 渡辺明王将 藤井聡四冠 第46期 渡辺明棋王 永瀬王座 2020 第78期 豊島名人 渡辺明三冠 第5期 永瀬叡王 豊島九段 第91期 渡辺明棋聖 藤井聡七段 第61期 木村一王位 藤井聡七段 第68期 永瀬王座 久保九段 第33期 豊島竜王 羽生九段 第69期 渡辺明王将 広瀬八段 第45期 渡辺明棋王 糸谷八段 2019 第77期 佐藤天名人 豊島竜王 第4期 高見叡王 永瀬七段 第90期 xxx棋聖 xxx段 第xx期 xxx王位 xxx段 第xx期 xx王座 xxx段 第xx期 xxx竜王 xxx段 第xx期 xxx王将 xxx段 第xx期 xxx棋王 xxx段 yyyy 第xx期 xxx名人 xxx段 第x期 xxx叡王 xxx段 第xx期 xxx棋聖 xxx段 第xx期 xxx王位 xxx段 第xx期 xx王座 xxx段 第xx期 xxx竜王 xxx段 第xx期 xxx王将 xxx段 第xx期 xxx棋王 xxx段
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パスタ屋 紬「ここのランチ(笑)がおいしいの」 唯、梓、澪「カワイー」 律「カ、カワイー…」 澪「どうした律?浮かない顔して」 律「な、なんでもねーよ!早くランチ(笑)に洒落込もうぜ!」 律(天気予報では晴れだったのに一雨来そうだな…聡、傘持って行ったかな…) 澪「…?」 唯「りっちゃんの言葉遣いウケルー」 梓、紬「ウケルー」 律(ああ、やっぱり雨降ってきた…聡…)そわそわ 唯「りっちゃん、さっきからそわそわしてどうしたの?」 梓「もしかして私達の分まで食べようって魂胆ですか?」 唯「りっちゃんガメツイー」 梓紬「ガメツイー」 律「あ、あははは…私ちょっとトイレ…」 澪「…?」 律(どうしよう…?今からスタジアムに行くか…?) 律(いやいや、午後からみんなとジムで一汗かく予定だし…) 律(聡もガキじゃないんだ。時間が過ぎれば諦めて帰るだろ) 律(クソッ、あいつ携帯持ってないから不便だな) ガチャ 澪「律?」 律「澪か。何?」 澪「さっきからお前の様子がオカシイからさ。どうかしたのか?」 律「別になんでもねーよ…戻ろうぜ」 ジム 澪「ふーふー」ガシャコンガシャコン 梓「ハアハアハア」タッタッタ 唯「ハアハアハア」タッタッタ 梓「唯先輩、やはり自分磨き(笑)は楽しいですね」 唯「モテカワスリム(笑)への第一歩だもん。つまらないはずがないよ」 梓「ですよねー(笑)」 律(つまんねぇ。やっぱり聡と野球観戦して映画観た方が100倍楽しいな…) 律(雨、強くなってきたな) 澪「律、本当にどうしたんだ?」 律「ああ、いや…雨が…」 梓「律先輩、さっきから全然自分磨き(笑)してないじゃないですか」 唯「モテカワ道不覚悟は切腹だよ」 紬「何それウケルー」 梓「ウケルー」 律(全然ウケねーよ…心にもないこと言いやがって) 澪「律、良かったら何があったか私達に話してくれないか?」 律「実は唯に誘われる前に聡と野球観戦する約束してたんだ。ドタキャンしたけど」 澪「なんだと?何故それを早く言わなかったんだ」 律「みんなと遊んだ方がモテカワガールに少しでも近づけるから…」 澪「律…お前…」 唯「りっちゃんのバカーーーー!」 一同「!」 唯「そんな半端な気持ちでモテカワガールになろうだなんて…甘いよ!りっちゃんはスイーツ並に甘々だよー!」 律「唯…」 律(どういう意味…?) 澪「唯の言う通りだ」 律「意味がわからん。説明してくれ」 澪「お前はモテカワガールを目指すのに何かを犠牲にする覚悟がないんだ」 紬「そう、りっちゃんには私達がいかに本気でこの道を極めようとしているのか理解できないでしょうね」 律「覚悟とか犠牲とか…意味がわからないよ。何なんだよモテカワ道って。お前ら何者なんだよ…」 梓「私達はモテカワガールになるために多くのものを犠牲にしてるのです」 澪「私は高校生になって、多くのスイーツ(笑)仲間ができた」 澪「だが変わりに、中学時代の物静かな文学系の友達を失った」 唯「私は憂が口聞いてくれなくなっちゃった。お姉ちゃん絡みづらいって言われて…」 梓「私は処女を失いました」 律「えっ?ちょ」 紬「私は親に見放されたわ」 澪「律、聡君を捨てらるか?それともモテカワ道を突き進むか?これが最終課題だ。お前自身で答えを出せ」 唯「りっちゃんが聡君を選んでも、私達はずっとずっと友達(笑)だよ」 律「みんな…」 私は悩むことなく、モテカワ道(笑)とやらを捨てた。 だって意味がわからないし。 スタジアム 男「いやー今日の試合良かったねー」 女「永井君イケメンだよねー」 男(そんなとこしか見てねーのかよスイーツ(笑)が) 聡「試合、終わっちゃった…」 聡「ねーちゃん来ないし、雨降るし…うう、さむっ」ブルル 聡「地球は温暖化してるんじゃないの…?」 聡「もう客もいなくなったな…何してんだろ俺」 聡(もう昔のねーちゃんに戻ることはないんだ。女は変わるもの、そう思って諦めよう) 聡「さむい…」ブルル 律「さーとーしー!」ダダダ 聡「ねーちゃん!?」 律「待たせてごめん!もう試合終わっちゃったよな…?」 聡「お、終わったよ馬鹿!化粧落ちて…化け物みたくなってるじゃねーか」 律「うるさい。化粧は今日でやめだ。面倒だし私には合わねー」 聡「なんだよ…俺何もしてないのにいつものねーちゃんに戻ったのかよ」 律「へへ、待たせたな聡」 聡「本当だよ…世話かけさせやが…って…」ガクッ 律「聡?おいどうした!」 聡「」 律「すごい熱!?」 律の家 聡「ううーん…」 律「聡、ごめんな…私のせいで…私ダメな姉だよな」 ガチャ 母「律、早く寝なさい。あんたまで風邪ひくわよ」 律「いい。今日はずっと聡の看病してる」 母「そう」 聡「ねーちゃん…一緒に野球…ううん」 律「聡…元気になったら一緒に遊ぼうな…野球観戦にも行こうな。チケットは私のオゴリだ」 律「zzz」 聡「んん…」 聡「せま…暑…」 律「zzz」 聡「なんで俺の隣にねーちゃんが寝てるんだよ…」 聡「…」 聡(ずっと看病してくれたんだな。まあ今日くらいは許してやるか) 聡「ありがとうな、ねーちゃん」 律「zzz」 聡「やっぱり今のねーちゃんが一番可愛いよ」 朝 律「ん…」 聡「おはよ」 律「おお、私寝てたのか」 聡「まったく、暑くるしかったぜ」 律「ふふ、聡と一緒に寝るなんていつぶりだろうな」 聡「し、知るかよ」 律「照れるなって。今度、一緒に野球見に行こうな」 聡「ねーちゃん…」 聡「一人で行ってろよブス」 ブスだったねーちゃんが可愛くなったと思ったらやっぱりブスだった件 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 02 34 07.40 ID q9kN53e/0 まあ、あんまり可愛くても絡みづらいしちょいブサくらいがちょうどいいわwwww 報告終わり 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 02 34 32.14 ID A0QKasP90 スレタイに姉と入れれば伸びると思ったのか馬鹿者 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 02 36 27.78 ID w3zEfyPs0 聡しね 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 02 37 36.13 ID BWSuPpc2O 聡しね 完結 お付き合いくださりありがとう 聡生きろ 戻る
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大学を卒業した私は、ちゃんとした仕事も見つからず、 バイトをしながらだらだらと毎日を過ごしていた 和「唯、またバイト首になったって本当?」 唯「うん……」 和「どうして? 凄くうまくいっていたのに」 唯「私、またドジしちゃって……」 和「そう、まあ仕方ないね……」 唯「ごめんね和ちゃん」 和「また新しいバイト見つけておくから」 唯「ごめんね、いつも迷惑ばっかりかけて……」 和「いいよ、全然。気にしないで」 和ちゃんはこんな私でも面倒を見てくれる 今もお金を借りっぱなしだ 早く返さないといけない 和「それはそうと、最近軽音部の皆とは会った?」 唯「ううん、皆忙しいみたいだし。最近はメールもしてないなぁ……」 和「そう……。あ、そういえば澪の書いた小説、今度映画化するらしいよ」 唯「え、ホント!?」 軽音部の皆とは、今ではほとんど連絡をとっていない 澪ちゃんは小説家としてデビューして、大ブレイク中だ あずにゃんはまだバンド活動をしているらしい ムギちゃんはどこかの社長になったという噂を聞いた 律ちゃんは……分かんない でも皆頑張ってるのに、私は何をしているんだろう…… 和「今朝ニュースでやってたよ 」 唯「ウソぉ~、全然知らなかった……」 和「澪恥ずかしがり屋だから、きっと黙っていたのね」 唯「そっかぁ……。すごいなぁ、澪ちゃんは。どんどん夢に向かって進んでいって……」 和「…………」 唯「私なんか、バイトさえ上手くいってないし……」 和「そんなことないよ、唯だって……!」 唯「ありがとう、和ちゃん。私、そろそろ行くね」 和「うん……あ、唯!」 唯「なあに?」 和「次はきっと上手くいくよ。だから、気にしちゃダメ」 唯「和ちゃん……。私、次こそはもっと頑張るね……!」 和「頑張れ。ファイト、唯!」 唯「(とは言ったものの、早いとこバイト見つけないとヤバいなぁ……)」 唯「(今月もあと3000円で過ごさなきゃ駄目だし……)」 唯「(和ちゃんにばっかり、頼ってはいられない!)」 テクテク……ピタッ 唯「ん?」 唯「この本は……」 映画化決定!! 今、最も話題の恋愛小説 「恋の方程式」著:秋山澪 唯「ホントだ、映画化するんだぁ」 唯「活字は苦手だから、読んでなかったけど……」 ペラペラ 唯「(結構面白そうかも……)」 ぐぅ~ 唯「…………」 ―――――――――――――――――― 定員「ありがとうございました~」 唯「結局買ってしまった……トホホ」 ガチャ。 唯「ただいまぁ、あずにゃん、帰ったよ~」 唯「あずにゃん?」 キョロキョロ 猫「ぅにゃあ~」 唯「おぉう、いたいた。よしよし、よしよし」 猫「ぅにゃぁ~」 カリカリ 唯「え、おやつ? はいはい、ちょっと待ってね」 カチャカチャ 唯「ほい、あずにゃん」 猫「ぅんにゃあ~」 ピッ 「――それでは、次のニュースです。 本日未明、都内の楽器店で何者かにより大量の楽器が盗まれるという事件が発生しました。 警察では、先日に引き続き、同一犯の犯行とみて調査を進めている模様です 」 唯「うわ、楽器ドロボーだって……大変だねぇ、あずにゃん」 猫「うんにゃあ」 唯「はぁ~今日も疲れたぁ~」 ゴロゴロ 唯「あーだる……」 ガサゴソ 唯「うわ、改めて見ると結構分厚いなぁ、この本……」 唯「とりあえず読んでみよう」 ペラペラ ~2時間後~ 女「ごめんなさい、男君。私、もう行くから」 女「さようなら……」 男「女っ!!」 男「……あのときの約束は嘘だったのか!? ずっと二人でいようって……」 女「……男君」 唯(ドキドキ) ぐぅ~ 唯「はっ! もうこんな時間だ!! お腹減ったよぅ……」 唯(続き気になるけど、先にご飯を食べよう) 唯「ええっと、冷蔵庫には……」 ガチャ 唯「ロクなものがないよぉ。今日もカップラーメンか……」 唯(なんか、憂が留学してから、ほぼ毎日カップラーメン食べてる気が……) 唯「憂のご飯が食べたい……」 テクテク……ツルッ バシャァ! 唯「あっつぅぅーーーーー!!!」 ジャー 唯「うう、貴重な食料が……」 唯「でも良かったぁ、火傷しなくて」 唯「夕御飯、買いに行かなきゃ……」 唯(そうだ、ついでに憂への手紙も出してこよう) ガチャ 唯「うわぁ、お外真っ暗」 ―――――――――――――――――― 店員「ーっとぉござーしたぁ」 唯(でもやっぱり買うのはカップ麺なのね……) ガヤガヤ 唯「ん?」 唯(なんだか騒がしいなぁ) 「おい、何かあっちでライヴやってるらしいぜ」 「マジ? てか有名なバンド?」 「分からん。とりあえず行ってみよう」 唯(路上ライヴ?) 唯(なんだろう。私も付いていってみようかな) 唯「うわぁ、すごい人……」 「――え~皆さん、本日は夜遅くにお騒がせして、本当にすみませんでした」 唯(あれ、この声どこかで……) 「――次が最後の曲です。」 「――聞いて下さい『恋の方程式』」 唯(あそこで喋ってるのって……) 唯(あずにゃん!?) … ワアアアアアァァァァァァァ!!!!! パチパチパチパチ 梓「ありがとうございましたぁーーーー!!」 唯「あずにゃんだ……あずにゃんだ……」 唯「すいません、ちょっとどいて……!」 唯(もっと近くで……) 唯(ああもう、邪魔だってば!) 唯「ステージ裏にはどうやって回るんだろう……あ」 関係者以外立ち入り禁止 唯「ここ、入っていいのかな……」 唯「私、知り合いだし入ってもいいよね……?」 ガチャ……キィィ 唯「すいません、失礼しまーす」 唯「真っ暗……誰もいない……?」 唯「……すみませーん(ボソ」 ドンッ! 唯「キャアッ」 男「イツツ……」 唯「あ、ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか……?」 男「いえ、こちらこそ……ってあれ、唯さん!?」 唯「えっ……聡君?」 聡「何やってんすか、こんな夜遅くに?危ないですよ」 唯「聡君こそ……こんな所で何やってるの?」 聡「え、いや俺は別に……」 唯「ギターなんか背負って」 聡「いや、その……そうだ、ちょっと梓さんに会いにいこうと思って!」 唯「ここにはいないみたいだよ?」 聡「え、あ、そうみたいですね!」 唯「怪しい……」 唯「というか、聡君って、あずにゃんと話したことあるの?」 聡「えっと、何度か会ったことはあります。姉ちゃん経由で」 唯「ふーん……それで、そのギターは?」 聡「あ、これは……」 ガヤガヤ 唯「あ、あれ、あずにゃん達だ。戻ってきたのかな?」 聡「ヤベッ」ダッ 唯「あ、ちょ、ちょっと待って!」 唯「待ってってば!」ダッ 聡「付いてこないで下さいよ!!」 唯「なんで付いてっちゃ駄目なの!?」 聡「……ハァハァ。しつこいですね、唯さん」 唯「ハァハァ。だ、だって、聡君なんか変なんだもん!もしかして……」 唯「……もしかして、そのギターって盗んできたんじゃないの?」 聡「え、いやその……」 唯「ほら、やっぱり!」 聡「ち、違いますよ!! ハァハァ、……ここまで来たら大丈夫かな……」 唯「聡君がそんなに悪い子だったなんて……。 大人しくしなさい、お姉ちゃんに引き渡してあげるから」 聡「ち、違うんです!……実は、俺がギター盗まれたんすよ!!」 唯「……はい?」 聡「ほら、最近楽器が盗まれる事件が多発してるじゃないですか?」 唯「そう、あれも聡君が犯人だったのね……」 聡「違いますってば! 俺も盗まれた被害者なんですよ!!」 唯「盗まれた? 誰に?」 聡「決まってます。梓さんのグループですよ!」 唯「あずにゃんが……?」 聡「梓さんのグループは、裏では有名な窃盗犯なんです。 あちこちから楽器を盗んでは、安い値で売りさばいて……」 唯「うっそだぁ」 聡「ホントですって! 俺も今日こっそり取り返しに来たんですよ、会場のスタッフに変装して!」 唯「それでそんな変なジャンパー着てたの? ……とにかく、信じられないなぁ」 聡「信じて下さいよぉ!」 唯「ところで、このまま行くと私の家だよ?」 聡「あ、そ、そうなんですか。 ……ていうか近いですね」 唯「安アパートだけどね。良かったら上がってく?」 聡「え、いいんですか?」 唯「どうぞ、まあ汚いけど。ただいまぁ、あずにゃん」 聡「お、お邪魔しま~す……っておわっ!」 スリスリ 猫「ぅにゃぁ~」 唯「こら、あずにゃん。驚かしたら駄目でしょ」 聡「……この猫、あずにゃんって名前ですか?」 唯「ううん、違うよ」 唯「あずさ2号っていうの」 聡「…………」 聡(勝手に人の名前を付けるのはどうなんだ……) 唯「その辺適当に座って」 聡「あ、どうも」 猫「うにゃぁ~」 スリスリ 唯「うふふ、聡君あずにゃんに好かれてるみたいだね」 聡「ハ、ハハッ……」 唯「ちょっと待ってね、お腹空いたでしょう?」 唯「はい、どうぞ」 聡「あ、どうも(って、カップ麺かよ……)」 唯「たーんと召し上がれ♪」 聡「いただきます」 ズルズル 唯「そういえば、聡君って、住んでるのこの辺?」 聡「もぐもぐ」 聡「いえ、実は……」 唯「えぇ、アパート追い出されたぁ!?」 聡「はい、それで最近はネカフェで寝泊まりしてます」 唯「そ、そうなんだ……大変だねぇ。そういえば、りっちゃんは?」 聡「姉ちゃんとはあまり連絡取ってないんで」 聡「あ、ごちそうさまです」 唯「いえいえ」 唯「ところで、このギターなんだけど……」 聡「俺のです。うちに帰ったら写真もあるんで、それが証拠ですよ」 唯「え、じゃあ、ほんとに聡君のなの!?」 聡「ホントです。梓さんたちが窃盗グループってこともホントです」 唯「うそ……でもそんなの信じられないよぉ」 聡「最近梓さんと会ったことは?」 唯「ううん、もうずっと。最後に会ったのは5年前くらいかなぁ……」 聡「5年もあれば人は変わりますよ。 唯さんも気を付けた方がいいっす、例えそれが親しい友人でもね」 唯「あずにゃんはそんな悪い事しないよ……」 聡「さあ、どうだか。 ……じゃ、俺はそろそろ失礼しますね」 唯「ってあれ、聡君、帰るとこあるの?」 聡「いえ、とりあえずネカフェにでも行こうかと」 唯「なんだ、一晩くらいなら泊めてあげてもいいよ?」 聡「え!? い、いや、悪いですって!」 唯「別に遠慮しなくてもいいよ? 優が昔使ってた部屋が空いてるし」 唯「ってあれ、聡君、帰るとこあるの?」 聡「いえ、とりあえずネカフェにでも行こうかと」 唯「なんだ、一晩くらいなら泊めてあげてもいいよ?」 聡「え!? い、いや、悪いですって!」 唯「別に遠慮しなくてもいいよ? 憂が昔使ってた部屋も空いてるし」 唯「それに、万が一何かあったらりっちゃん呼ぶから大丈夫だよ」 聡「そ、そうですか? それなら、お言葉に甘えて……」 唯「よし、じゃあそうと決まれば、憂の部屋に案内するね!」 ―――――――――――――――――――――――― 聡「うわぁ、綺麗な部屋ですね……」 唯「ここだけはよく掃除してるの。他は汚いけどね」 唯「あ、そこの押し入れに毛布入ってるから。 シャワー浴びるならお先にどうぞ、私リビングにいら」 聡「は、はい。すいません」 聡(先にシャワー使っていいのか……? ええっと、毛布は……) キョロキョロ 聡「あっ」 聡(あれは、唯さんと憂さんの写真だ) 聡(二人とも相当仲良かったらしいから、唯さんも一人で寂しのかな……) 聡(それにしても、憂さんはどうして唯さんを独りぼっちにして留学する事に決めたんだ……?) 唯(聡君、もうお風呂に入ったかなぁ) 唯「あれ」 唯(このギター、聡君が部屋に持っていき忘れたのか) 唯「懐かしいなあ……」 いつからだろう、私がギー太に触れなくなったのは。 唯「高校卒業してしばらくは続けたよね……」 いつのまにか、押し入れに入れっぱなしにして。 唯「指の先、ぷにぷにだよぉ……」 いつのまにか、軽音部の皆とも連絡を取らなくなって。 唯「ちょっと触って見てもいいよね?」 皆が新しい仕事を見つけてる間、私は憂に頼ってばっかりで。 唯「よいしょっ。あー、これだよ。この重量感」 終いには憂が留学して、今度は和ちゃんも頼って。 唯「ええと、ピックは、と……あ、あったあった」 2
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唯「あずなああぁあん」グリグリ 梓「も、も~唯先輩恥ずかしいですよやめてくださいよ~(うぅ…)」 律「ははは。唯嬉しそうだな」 梓「そうですねっ(うぐっ…服が…)」ヒクヒク 唯「きもちいい」 律「よかったなー唯」 梓「あ、あははは」 律「なぁ唯、おやつにするか?」 唯「おやつ!りったんおやつ」 律「じゃあ部屋戻って食べるぞ」 唯「りったんおやつ!あずなん!」グイッ 梓「えっ、ちょっ」 律「唯、梓靴脱がないといけないから唯だけ先行ってな」 唯「あずなん!あずなん!」グイグイ 律「唯」 唯「あぅ」パッ トテトテ 梓(ほっ……) 律「梓」 梓「はっ、はい」 律「…唯嬉しそうにしてるし、一緒にお茶でもしてくか?」 梓「えっ。えーっと…あの…その、わ、私親におつ、お遣い頼まれてるんでっ…」 律「そうか。悪かったな引き止めて」 梓(………) 梓「…ぁっ…でも、その少しなら…」 律「いやいいよ。じゃあな」 梓「は、はいすいません…」 律「謝るな」 梓「あっ、あの」 律「じゃあな」 梓「……」テクテク 律「……」 律「うっ」 律(何梓にあたってんだ私は…しょうがないだろ、普通はさぁ…) 唯「うー!うー!」ダンダン 律「はぁ」ガチャ 唯「りった、おやつ!」 律「はいはい」 唯「あずなん!あずなん~」キョロキョロ 律「梓帰ったよ。忙しいんだって」 唯「あずなん!あずなん!」 律「唯」 唯「ぅう りったん」 律「…お菓子もってくるからな~、へへ」 律「今日も泊まるしかないか」 律「着替えとりにいきて~…」チラ テレビ「アーンパーンチ!」 唯「むーむー、むはは」 律(…一人にしてなんかあったら嫌だしなぁ…連れてくのも今日病院往復してるしなぁ 絶対疲れた疲れた騒ぐよなぁ…) 律「しょうがないなー…」ピ 律「……あー聡?着替えもってきてほしいんだけど…」 律「い、いいよ適当に漁れよめんどくさいから…あぁ、じゃあメールで住所送るから」 律「聡に下着を触らせるはめになるとは…」 唯「あんぱん!あんぱん!」 ピンポーン 律「お」 ガチャ 聡「姉ちゃん持ってきたよ」 律「おー、早かったな。サンキュー」ゴソゴソ 律「何このチョイス…」 聡「し、知るかよ適当につっこんだんだよ持ってきてやっただけで感謝して欲しいし」 律「まぁサンキュー」 唯「りったん~、りった…」ピタリ 律「あ、唯」 聡「あ…(こ、この人が例の…)」 唯「……」コソコソ 律「あー、唯。これは聡。弟だよ」 唯「……」 聡「さ、聡です、どうも」 唯「……さとし」 聡「そ、そうです聡です」 唯「おとうと」 律「憂ちゃんはいもうとだよなー」 唯「うーいー、うーいーー」 律「はは、今日会っただろ唯。また明日な」 聡(姉ちゃん何言いたいのか分かるのか?慣れてんのかな。大変そうだ) 聡「姉ちゃんなんか手伝おうか?」 律「ん?んーじゃあ弁当か何かさ、適当に買ってきてよ」 聡「分かったよ」 律「お前も食べてくか?」 聡「いいけどとりあえずお金」 律「分かってるよ、ったく…ほら」 聡「おっけー、んじゃ買ってくる。何がいい?」 律「えーっとなんかこう、幕の内っぽいやつ!」 聡「っぽいってなんだよ…じゃあ幕の内にするよ」 聡「…えと」チラ 唯「あぅ」 律「あ、あぁ唯はな、えーっと」 唯「あんぱん」 律「だそうだ」 聡「え、そんなんでいいの?」 律「んーまぁ…足りなそうならあれだから何か他に適当に買ってきて」 聡「わかった、じゃね」タッタッ 唯「さとし」 律「そう、さとし。似てるか?」 唯「りったん」グイグイ 律「はは、デコ押すな」 … 聡「買ってきたよ」ガサガサ 律「わりーわりー、ありがとな… っておい、なんでしょうが焼き弁当なんだよ」 聡「ま、幕の内なかったんだよ」 律「ぽいって言ったろ」 聡「わかんねーって!いいだろそれで」 律「つ、使えねー…」 聡「えっと…はいこれ、どうぞ」ガサ 唯「あんぱん!」 律「唯あんパン好きなんだ」 聡「そうなんだ。姉ちゃん良く知ってるね」 律「まぁそれなりに世話してるから…」 唯「あんぱん!あんぱん!」 聡「…?」 律「あ、あーこれなー。聡あのな…」ゴニョゴニョ 聡「え、ええ!?」 律「いいからやれって。今はお前をご指名なんだよ」 唯「あんぱん!あんぱん!」 聡「ほ、ほらーゆいちゃんぼくのおでこをお食べよ~^^(は、恥ずかしすぎる)」 唯「あんぱん!ひははw」モグモグ 律「唯うまいか~」 唯「あんぱん!あんぱん!」 律「ほらもっとやれ」 聡「えええええ」 聡「ほらーゆいちゃん、ぼくのおでこどんどん食べてよ~^^(もうヤケだな)」 唯「あんぱんwあんぱんw」モグモグ 律「ははは」 … 律「ごちそーさん」 聡「んじゃ俺そろそろ帰るね」 律「そうだな、あんまり遅くなるとあれだし」 唯「さとし!」 聡「はは、どうも」 律「じゃ気をつけて帰れよ~」 聡「うん」 聡「…姉ちゃん」 律「ん?」 聡(…あんまり無理するなよ、とか言いたいけど……) 聡「おやすみ」 律「あぁ、おやすみ」 聡「うん、それじゃ」 律「聡」 聡「なに?」 律「ありがとな」 聡「はは、いやーしっかりしてる姉ちゃんってのも物珍しくてよかったよ~ははは」 律「なんだとこのっ」ブン 聡「あぶねっ!じゃあねー!」タッタッタッ … 律「ふー、よし唯フロ入るか」 唯「おふろ!りったんおふろ」 律「服脱ごうな。唯ばんざいして、ばんざい」 唯「ばんじゃーい」 律「よっ と」スルスル 唯「りったんばんじゃーい」 律「いや私は自分で脱ぐから」 唯「ばんじゃーい!」 律「わ、わかったよ…ばんざーい」 唯「うー、うー」 律「ひ、ひっかかってんじゃん…く、くるし」 律「……唯ちょっとそこ立って」 唯「あぅ」 律(真横に並んで…)チラッ 律(……) 唯「りったん」 律「え?ははは!入るか!」 唯「りったんおふろ!うー」 ガララ 律「目閉じてろよー」ワシワシ 唯「あぅ うぅ ひははw」 律「くすぐったいか?」 唯「くすぐったい」 律「がまんがまん」ワシワシ 唯「ううー、ぅぁー」 律「もうちょっともうちょっと」ワシャワシャ 唯「ぅあ!」バッ 律「うわ!しょーがないなー、ほらもう流すから」ジャー 唯「あう~ ぅうー」 ジャー 律「……ん?」 律(肩のあたり髪に隠れてたけど、なんかこれ) 律(アザかな?微妙だけど) 唯「ぅうー ひああ」 律「よし、もういいぞー」 唯「おふろ」 律「おぉ、入れ入れ」 律「ふー」ザバーッ 律「ごくらくごくらく…ってオッサンか私は」 唯「おっさん、りった」 律「こら」 唯「おっさー」 律「……」 律は病院での憂の事を思い出していた。 憂『お姉ちゃんのばかっ!どうしてこうなのっ!』 律(……あの時についたのかなぁ…) 律(そ、そうだよな。そうだよきっと…) 唯「ぅぶぶ」ブクブクブクブク… 唯「ぷぁ」ザパッ 律「…なぁ唯」 唯「ほぁ」 律「………」 唯「りった」 律「お、おっさん!」 唯「ひははwおっさ!」ジャバジャバ 律「そろそろ出るぞー」 唯「ほああ」 … 律「唯、明日は学校行こうな」 唯「んん」 律「私も保健室一緒に居てやるよ」 唯「んぁ、りった」 律「分かった分かった、寝るぞー」パチン 4
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律「今日はもう寝よっか」 唯「うん」 唯「りっちゃん?」 律「なんだ?」 唯「ぎゅ~ってしながら寝ようよ」 律「…うん///」 ぎゅ~~~~~っ 唯「あったかい!」 律「だなっ」 唯「じゃあおやすみっ」 律「おやすみね!」 チュンチュン…… 唯「くかーっくかーっ」 律「ゆ………い………」 律「はっ」ガバッ 律「今何時だっ」チラッ 律「ち、遅刻だ……」 唯「くかーっくかーっ」 律「おい唯!起きろっ朝だぞ……いや昼か」ユサユサ 唯「むにゃむにゃ……」 唯「うわぁっ」ガバッ 唯「今何時!?」 律「遅刻だ……」 唯「りっちゃん!遅刻にならない方法発見したよっ」 律「そんなのある訳…」 唯「今日学校サボっちゃおうよ」 律「サボるって……どっか行くのか?」 唯「ショッピング行こうよっ」 律「ショッピングか~……あ、でもけいおん部休むわけには…」 唯「むぎちゃんならOKだしてくれるよ」 律「ああ~そうだなっ」 律「じゃあ今日はサボっちゃおっか!」 唯「おぉ~っ!」 憂「お姉ちゃん…」コソコソ 街中 テクテク… 唯「へへ~学校サボっちゃったね~」ガッチリ 律「そうだな………ってそんなにくっつくなよ歩きにくいだろっ」 唯「いいじゃんいいじゃん!こうしてたいんだもん!」 律「ったく……かわ唯な…///」 唯「えへへ~///…服買いにいっても良い!?」 律「いいよっ」 古着屋 唯「りっちゃん!この服はどうかな?」 律「あ~似合う似合う!」 唯「良かったぁ!これ買おうっ」 律「私は何買おうかな」 唯「これ買おうよ!お揃いお揃い!」 律「恥ずかしいよ///」 唯「いいじゃん!こんな時間じゃ知ってる人いないって」 律「いやいや///服はあれだから、アクセサリーにしよう」 唯「賛成~っ」 憂「お揃いなんて……私はないよ」コソコソ 唯「アクセサリーに好きな文字入れられるって」 律「アルファベットか、なんて入れよっか?」 唯「じゃあさ!私はRITSUでりっちゃんはYUIで!」 律「それもなんか恥ずかしい!」 唯「えぇ!もう…りっちゃんって恥ずかしがり屋なんだからっ」 律「じゃあお互いの名前の1文字目をとって、YURIにしよう!」 唯「あ、それいいねっ」 …… 憂「YURI……百合……意味分かってるのかな」コソコソ ?「姉ちゃん……学校行かないで何してるんだ」コソコソ 憂「え?」 ?「うん?」 憂「あの~…お姉ちゃんの知り合いですか?」 ?「お姉ちゃん?ああ、姉ちゃんの隣の人か」 憂「姉ちゃん?」 ?「俺は田井中律の弟の聡!」 憂「聡くんは何でコソコソしてるの?」 聡「いや、姉ちゃんが何か楽しそうにしてたから…」 憂「聡くんって、お姉さんの事好きなんだね」 聡「なっな訳ねーじゃん!!知らねーしっ」 憂「ふふっ」 聡「そういうお前はなんなんだよ!!」 憂「平沢唯の妹の憂です。お姉ちゃんの1つ年下の中3だよ」 聡「おま…憂さんも唯さんの事が好きなんですか?」 憂「そうだよ(いきなり敬語になった…)」 憂「『憂さん“も”』ってことは」 聡「え…?あ…あああああっ!!」 憂「しーっしーっ!!」 聡「違うんです!!違いますよ!!」 憂「分かったから静かにしなよっ」 …… 唯「ん?なんかうるさい声がしない?」 律「なんか聞き覚えあるような…」 律「って聡じゃん!!」 聡「うわっ」ドキッ 唯「だ、誰!?……って憂もっ」 憂「えっ!?」 唯律「何してたの?」 聡「え…いや……その姉ちゃんの……」 憂「聡くん!!」ガシッ 聡「ふがふがっ」 憂「実は私たち付き合ってるんだ!!今はデートしてて…」 聡「ええっ…」 憂「しーっ…とにかく私の話に合わせて…」ボソッ 唯「憂って彼氏いたんだ~!しかもりっちゃんの弟だなんてっ!」 律「こっちもビックリだよな~」 唯「きょうだいで付き合ってるってすご~い」 憂「お姉ちゃん達は付き合ってないよね?ただの仲のいい友達だよね!?」 唯「うんうん…違うよ!」ガシッ 律「おいっ人前でくっつくなよ///」 唯「いいじゃん!きょうだいなんだしっ」 律「そ、そうだけど…」 聡(姉ちゃん……)ショボン 唯「あ!!そうだっ」 律聡憂「?」 唯「ダブルデートしようよ!」 律「おっ♪なんか楽しそう!」 聡憂「…………」 唯「私たちはもう買い物済んだけど憂たちはどうする?」 憂「え?あ…もういいよ」 聡「大丈夫です」 律「じゃあさ!カフェでティータイムしようぜ」 唯「賛成ーっ」 憂「聡くん……お金大丈夫?」ボソッ 聡「今月の小遣いの1000円があるんで大丈夫っす」ボソッ 憂「それ大丈夫じゃないよっ」 聡「え?」 憂「私のお金貸してあげるからもっておいて!」 聡「な、なんで?」 憂「普通は男の子が奢るもんなのよ!」 聡「なるほど…」 唯律「早く行こーよ!」 カフェ 律「抹茶オレで」 憂「じゃアイスコーヒーで」 聡「(苦くないやつ…苦くないやつ…)」 聡「オレンジジュース」 唯「アイスココア♪アイスココア♪」 律「ズズズ……あ~落ち着くなぁ」 唯「ここのカフェのアイスココアも美味しいな」 聡「………」ゴクゴクッ 憂「………」ゴクッ 唯「りっちゃんの抹茶オレ飲まして~」 律「はいっ代わりにアイスココア貰うね」 唯「あ~美味しいねこれっ」 律「だろ~!アイスココアもおいしいね」 唯「ね~っ」 聡「………アイスコーヒー美味しいですか?」 憂「私のはあげないよ」 聡「おっす……」 律(仲悪いのか?) 唯「りっちゃん~」 律「なんだ?」 唯「えへへ~呼んでみただけだよ」 律「このやろ~っ」ツンツン 唯「えへへ///」 憂聡(イラッ) 唯「憂たちは付き合ってるのにあんまり仲良くないね」 憂「え?」 律「だよな、なんか距離感があるし…」 憂聡「そ、そんなことない!」 憂「聡くん!!」ギュ~ 聡「…憂さん!!」ギュ~ 憂「ほらっ仲良いでしょ!!」 聡(あれ…なんか憂さんって良い匂いがする…)ドキドキ 憂(そういえば男の子と手も繋いだことなかったのに…)ドキドキ 聡「ああああっ///」 唯律「うわっ」 聡「帰るっ!」ダダダッ 憂「あ、待って!」タタタッ 律「2人とも行っちゃったな…」 唯「2人きりだね…」 律「だな///」 唯「えへへ///」 律「この後どこ行く?」 唯「漫喫行こーよっ」 律「うんっ」 憂「はぁはぁ……聡くん見失っちゃったよ………お姉ちゃん達もいなくなってるし……」 憂「はぁ」ガックシ 律の家 聡の部屋 聡「ふっ…んふっ」ガタガタ 聡(憂さんの胸……大きかった……) 聡「んふあっ……」ドンッ 聡「ふぅ………」 聡「ポケモンでもやろう」 漫喫 唯「3時間のペアシートで」 店員「しゃーせー」 律「へぇ漫喫初めて入ったなぁ」 唯「そうなんだぁ、とりあえずジュース持って行こう!」 律「私はコーンポタージュ」 唯「アイスココア!」 律「唯ってアイスココア好きだよなぁ」 唯「これ飲むと落ち着くんだよね♪」 唯「じゃあ部屋行こうかっ」 律「おぅっ!」 唯「りっちゃん奥詰めて」 律「うん…よいしょっと」 唯「ふぅ…ペアシートって案外狭いね?」 律「だな」 唯「そうだ!この間パソコンで面白い動画あったんだよっ」 律「どんなやつなんだっ?」 唯「内緒~♪」 律「えーっ」 唯「見てからのお楽しみだよっ」 律「むーっ」プクーッ 唯「ほら!ウォーリーを探せってやつ!」 律「ウォーリーか~懐かしいなっ」 唯「ヘッドフォン着けて探すといいよ」 律「よしっ」 唯(ふふっ) 律「ウォーリー…どこだ…」 『ギャアアアアアアアアッ』 律「うわああああっ」ガタンッ 唯「はははっビックリしたっ?」 律「ば、馬鹿やろう!このやろう!」ポコポコ 唯「痛ててっ」 店員「すいませーん!他のお客様の迷惑になるのでお静かに…」 唯「怒られちった」 律「お前のせいだろっ」 唯「なんか寒くなってきたね?」 律「言われてみれば…」 唯「毛布借りてくるねっ」バタンッ 律「毛布か…」 律「唯と一緒に毛布……///」 唯「ただいまー」 律「おかえりっ」 唯「はいっ毛布♪」バサッ 律「暖かいなぁ」 唯「そうだね~」 唯「なんか眠くなってきた」 律「じゃあ寝てていいよ、私が起こしてあげるよ」 唯「それなら安心だぁ……スーッ」 律「え?」 唯「くかーっくかーっ」 律「もう寝ちゃったよ…」 唯「くかーっ……むにゃむにゃ」 律「今日は楽しかったなぁお揃いのアクセサリーも買ったし」 唯「くかーっ」 律「唯と出会えて良かったよ」 唯「くかーっ」 律「分かってるのかコイツ……可愛い寝顔しちゃって……」 唯「くかーっくかーっ」 律「今日はありがとな」 唯「むにゃむにゃ……りっちゃん、ありがと……」 律「寝言……かな?」 唯「すぴーっすぴーっ」 律「………唯」 律「…><」スーッ 律「あ、別に目閉じなくてもいっか」 律「唯……好きだよっ」 ちゅっ 唯「くかーっ」 律「もう時間か…」 唯「むにゃむにゃ」 律「唯ー起きろー!」ユサユサ 唯「ん……もう朝?」 律「何寝ぼけてるんだよ、もう漫喫出るぞ」 唯「わぁ!危うく延長しちゃう所だったー」 律「もう家に帰ろっか」 唯「えぇ!…もっと遊んでいたいよぉ」 律「明日は朝練あるから早起きしなきゃいけないだろっ」 唯「むーっ……じゃあ最後にプリクラ撮りに行こーよっ」 律「うんっ」 3
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―――律と聡は、事のすべてを澪に説明した… 律「…ということなんだ…。スマン!!」 澪「な…何てことなの… そんなことのために… 私…」 ヘナヘナ… 聡「わっ!澪さーん!!」 律「澪ぉ…あたしが悪かったよぉ!だから真っ白に燃え尽きないでー!!」 聡「どうしよう!澪さんの呼吸がないよぉ!!」 聡「姉ちゃんがあんなことしてなければ、こんなことにならなかったのに!!」 律「なっ!まだ言うかこいつ!!」 ガバッ!! 澪「やめろーっ!! …はぁ、はぁ…いい加減にするんだ。二人とも…」 聡「!! …。」 澪「まったく…あのとき駆けつけたのが私だったから良かったけど、もしお前たちの親や 近所の人が目撃してたら…それこそ取り返しのつかない事態になってたぞ!!」 律「…ごめん。」 澪「律…まさか本当に家でそんな格好してたとはな… でももう、これで懲りただろ。これからは…」 律「分かってるよ…もうこんな恥ずかしい思いはこりごりだ。 聡も嫌がってたし、ひどい迷惑かけちゃったもんな…」 聡「…。」 律「さっきも聡に言われちゃってさぁ。あたしの身体なんてみっともないだけだし、見せられても ちっとも嬉しくないって。…そりゃそうだよな。チビで胸小さくて、前髪下ろすとおかしーしな…」 聡「… そんなこと…本当に思ってねーし。」 律「えっ…?」 聡「姉ちゃんの身体、別にぜんぜんみっともなくなんかねーし… 胸ないけど、まぁ細いし…少なくとも『ブサイクではねー方』だし?」 律「さ、聡…」 聡「前髪だって…全然おかしくねーし? まぁその…正直そんな身体見せられたらムラムラするし?///」 澪「聡… って!それさすがにぶっちゃけすぎだろおい!!」 律「なんで…全部疑問形なんだよ!この~っ!!///」 ギュッ 聡「ちょ、抱きつくなよ!!今言ったこと全部取り消すぞ!!///」 澪「…まぁ、何はともあれこれで一件落着か… さ、律。いつまでもそんな格好してないで、服を着てこい。」 律「え?…あ///あぁ…そうだな。 …あれ?聡、あたしの着替えは?」 聡「えっ!?姉ちゃんに渡さなかったっけ?さっき」 律「もらってないぞ!…おい、お前まさかあたしに まだこのままパンツ一丁でいてもらおうとか思ってんじゃないだろうなぁ?」 聡「さっきまで平然とその格好で歩いてたくせに!それより腹減ったぁ。」 澪「服なんてどれでもいいだろ!はよ着んかい!!」 律「あ、そうだった。夕飯まだなんだよな。 聡、お腹空いただろ?今から急いで作るからな」 澪「えっ、夕飯まだだったの?ゴメンね、じゃあ私はそろそろ失礼すr…」 聡「せっかくだから、澪さんも一緒にどうですか?」 澪「!!// こ、こら聡!年上の女性をからかうな!」 律「あらら澪ちゅわん、そういう割にはずいぶん嬉しそうじゃないの。」 澪「ちっがーうっ!もうイヤだこの姉弟///」 律「えーっとエプロンは…あ、あったあった。」 澪「…あっ忘れてた!エプロンの前に服を着んかーい!!」 律「あ、そっか。…んー、でもこれさえ着てしまえばもう身体隠せるよな…」 澪「あーもう!さっきのこと全っ然反省してないじゃないか!!」 聡「あーっ…さっきまですげー白熱してたから、暑っ…」 ヌギヌギ 澪「!! さ、聡まで何やってんのよ!!」 聡「いや、オレは別に、男だからいいじゃないですか。」 澪「暑かったらまずエアコンを調節しろ!!」 ピピッ 律「…おい誰だ?エアコンの温度30℃に設定したのは」 聡「あっ、オレだ。25℃設定にするより 30℃設定にして室温25℃で切れば早く部屋があったまると思って」 律「お前みたいなやつがいるから地球の温暖化が早く進むんだよ。 ごめんな澪、しばらくこの部屋暑いけど…」 澪「どおりで妙にこの部屋、さっきからムシムシしてたわけだ…」 ダラダラ 聡(汗だくの澪さん…色っぽいなぁ///) 律「ほら聡、澪に冷たい飲み物注いでやりなよ! …そうだ。暑かったら澪も服脱いでみたらどうだ?涼しくなるぞ」 ガツンッ!! 律「…冗談です。すびばぜんっ;;」 ―――その頃、唯の家では… 唯「憂~、私のパジャマどこ~?」 憂「ひゃあああっ!!/// お姉ちゃん何でタオル巻かないの!!」 唯「あっ! …まぁいいや。今日あったかいしこのままでも…」 憂「やっやめて!お願いだからパンツだけでも穿いて!!」 ―――紬はというと… 紬(…今日この時間はこの部屋に誰もいない…やるなら今のうち!) ガチャッ 紬「…ふ、ふぁぁぁっ…。」 (き…気持ちいいっ!お風呂上がりにパンツだけで 部屋に出ることがこんなに爽快だっただなんて…) ガチャッ 紬父「ただいま!いやぁ、久しぶりに早く帰って来… 」 ドサッ 紬「えっ…お父…さん… きょ、今日はなんだか暑くて…いえ、 さ、最近体型が気になって、か、鏡で…その…あ、あははは…////;;;」 ポロポロ… ―――さらに梓は… 梓(…やっぱり、高校生にもなって 父親と一緒にお風呂に入るだなんて…おかしいよね…) ゴシゴシ… 梓父「んあぁ…。じゃ、次は梓の背中洗ってやるからな。」 梓「え…あ、うん…」 ゴシゴシ… 梓(…まぁ、あくまでよそはよそ。ウチはウチだよね。うん…) ―――その一方で、こんな人もいました。 さわ子「ゴクゴク… あ"ーっ!! やっぱ湯上りはパンツ一丁でこれに限るなぁ!」 ピュー… さわ子「ぅぅ寒っ!…さすがに冷えすぎるか…。 あー早くも酔いが回ってきた!もう寝よっと。」 ゴロン… …シーン さわ子「…さみしいよぉ。」 グズッ ―――まぁそんな人はさておき、律の家… 律「お待たせ!じゃじゃ~ん!! 名付けて『律っちゃん特製オムライス律っちゃんスペシャル』!!」 澪「律っちゃん二回出た! …でもおいしそう。ご馳走になります」 律「食べるラー油はお好みでどうぞ~」 澪「明らかにオムライスに組み合わせるものじゃないよね。」 律「あっ… 今度の新曲さぁ、『ラー油 Love you』なんてタイトルどう?」 澪「それも絶対に、ないっ!」 聡(『カレーのちライス』とかと大差ねーと思うけどなぁ…) 澪「新曲といえば、律。今回出来た新曲『ごはんはおかず』の 歌詞と楽譜、学校に忘れていったろ。」 律「あっ、いっけねぇっ!」 聡(姉ちゃんのバンドは食い物系の曲しかないのかよ…) 澪「今日はそれを届けにきたんだ。 明日から連休に入っちゃうからな…ちゃんと練習しろよ。」 律「ういーっす。恩にきりまーす。」 澪「フゥ…ごちそうさまでした。」 パタパタ… 聡「澪さん、ものすごく暑そうなんだけど…」 律「そういうときは澪ちゅわん、我々のように思い切って…」 澪「絶っ対に!脱がないからな!!」 聡「そ…そんなぁ…」 ガックリ 澪「ちょ、聡!お前まで何だよその反応は! お前人として今からそんなんでいいのかよっ!!」 律「澪、あたし達は何も澪を貶めたいわけじゃないんだよ。 わざわざ来てもらったのに暑い思いさせるのは申し訳ないと思って…」 澪「それが何で服を脱ぐことにつながるんだよ! な…何なのその感覚…分からないよ。」 律「恥ずかしがることもないだろ。ましてや澪がここで脱いだって 誰も嫌がる人なんていないんだから。…聡だって、嬉しいよな?」 聡「… うん/////」 澪「聡まで何てことを…」 律「今日だけだよ、今日だけ。あたし達だけの秘密だ。」 律「…なぁんてな!ごめん澪、冗d…」 澪「あぁもう分かったよぅ!!どうせ断ってもムダなんだろ? やりますよやればいいんでしょっ!!もうヤケクソだっ!!」 聡「えっ!?」 律「ぇ…お、おい澪、いや、ちょ!!」 ヌギヌギ… バッ!! 律「…!!」 澪「えぇいどうだ!!これで文句な… !!ハッ」 聡「… 」 ポカーン 律「… 正気に戻ったか?み…お?」 澪「…あ…ぁぁ…///// いやあああああっ!!/////」 プルプルプル… 聡「あ、ぁ… み…澪さんの…身体…/////」 ブシュウウウ… バッタン! 澪「きゃぁっ!さ、聡!!?」 律「あちゃー…やっぱ聡には刺激があまりにも強すぎたか…」 律「…澪。大丈夫か?」 澪「…うぅ…ひぐっ;;えっぐ;;;///」 シクシク… 律「ほら聡、お前も起きろよ!」 聡「…ハッ! 姉ちゃん…み、澪さんっ!! あ、あの…その…////」 澪「… 別にいいよ。だから何も言わないで…」 聡「…ありがとう、澪さんっ。」 澪「だ、だからそういうのをやめろぉっ!思い出すから!!/////」カァァァッ 律「いやぁ、しかし潔い脱ぎっぷりだったなぁ…澪には負けたよ」 澪「知らないっ!!覚えてないっ!!」 律「…本当にありがとうな、澪。 こんなあたし達の言うこと、真に受けてくれて。ごめんな。」 澪「…何で私って、こうなんだろう。 すぐ頭に血がのぼっちゃって、何も出来なかったり、逆に突拍子もないことしちゃったり…」 律「でも、だからこそさっき あたしを助けに駆け込んできてくれたんだろ?」 聡「…ごめん澪さん。姉ちゃんの忘れものわざわざ届けに来てくれたのに。 それだけなのにいろいろ嫌な思いさせちゃって…」 澪「…律は…大切な友達だから。 確かにすっごく怖かったけど…もし強盗とかだったりしたら、って…」 律「…。」 澪「でも、律が酷い目に遭わされることの方がもっと怖かったから。 だから、何も考えないで駆け込んで…」 律「…。澪はさぁ、いざとなれば誰よりも強くて、何でも出来て、頼りになる。 あたしはずっとそう思ってたぜ。昔からな… な?聡。」 聡「えっ… うん。綺麗で、強くて…俺ずっと澪さんのそういうとこ、憧れてた。」 澪「…ふ、二人とも…ずるいぞぉ。こんな時にまで、 そんな調子いいことよくまぁベラベラと…;;;」 澪「;;…グスッ。 あぁ、もう何か今までのことどうでもよくなった!お前らのせいだからな!」ニコッ 聡「!!////」 ドキッ モワワ~ン 聡「… 白… 胸… パンツ… /////」 クラッ… ドサッ!! 律「あらら、こいつフラッシュバックしやがった。…はっ、澪!」 澪「覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない…!!」 ブルブル… 律「こりゃしばらくトラウマになりそうだな…」 律「…澪、落ち着いたか?」 澪「…なんとか。でも…やっぱり信じられない/// お前達普段から…あ、あんな格好で平然と人前歩けるだなんて…」 律「まぁ、慣れみたいなものもあるし。 決してこれが普通だとは思ってないけどな…」 澪「それと…何度も言うけど、もういい加減ちゃんと服を着たらどうだ。」 律「…そうだな。さすがに親しき仲にも礼儀ありだよな」 ハラリ 澪「っておい!ここでエプロンを取るなよ!」 律「んじゃ、ちゃちゃっと服を着てくるよ。」 スタスタ… 澪「まったく…本当に反省してるのかあいつは。」 聡「…。あ、あの…澪さん?」 澪「ん?」 聡「さ…さっきはほんとに…ごめんなさい。 澪さんにすっげぇ恥かかしちゃって…傷つけちゃって…」 澪「…もういいよ。過ぎたことなんだから。 それに…傷ついてなんかはないから。死ぬほど恥ずかしかったけど!」 聡「えっ…」 澪「律とも聡とも、ずいぶん長いこともう気の知れた仲じゃないか。 時にはそんな奴の前で恥ずかしい姿だって晒してしまうこともある、 今回もそのうちの一回、ってことにしておくからさ。なんとかね。」 聡「澪さん…」 澪「そうだ!このままじゃ悔しいから私の知ってる律の恥ずかしいエピソードをひとつ…」 律「こ~らぁ!!どさくさまぎれて何を話そうとしてるぅ!!」 聡「ちぇ、何だよ!せっかくいい話が聞けそうだったのによ~。ね、澪さん!」 澪「ね~っ。」 律「くぅ~っ、聡のくせにぃ!!澪のくせにぃ!!」 律父「ただいま~。あーっ、遅くなっちまった!」 律「あっ、父さん…母さんも!」 律母「…あら、澪ちゃん。こんな遅くにどうしたの…?」 澪「あっ!!…す、すみませんっ!長居しすぎました!! …し、失礼します!!お邪魔しましたっ///」 ダダダッ 聡「あ、澪さん!! …。」 律母「どうしたのかしら。相変わらずシャイな子ね…。」 澪「はぁ…まいったな。すっかり遅くなっちゃった。」 ワイワイ ガヤガヤ… 澪「…ははっ。家族が揃ったとたんにぎやかだな。律の家らしいや…」 律「ちょっと、父さん!こんなところに服脱ぎっぱなしにしないでよ!」 澪「!!?」 聡「母さぁん!いい年して姉ちゃんみたいな格好でうろつくなよ!」 澪「え…えぇぇぇっ!!?」 律父「あれ?そういえば律、今日はめずらしく服ちゃんと着てるなぁ」 律母「具合でも悪いの?」 律「ち、違うったら!『オトシゴロ』なのよ、あたしは!!」 聡「うそつけよ。あぁ…オレ生まれてくる家間違えたかも…」 律父「何を言っているんだ聡、田井中家の長男なら裸でも堂々と構えることだ」 ワイワイ ガヤガヤ… 澪「…だめだ。やっぱりこの家…おかしすぎる!!もう知らないっ。」 ~完~ 半日にもおよぶ長丁場、 最後までありがとうございました。 やはり乙女はうら若きうちに、魅せられるうちに 自分の肌を見せておくべきだと思います。 戻る
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・・・・・・・・・・・・チクタクチクタク 澪「・・・ここペン入れ忘れてないか?」ヌリヌリ 風子「三分だけ・・・三分だけ寝かせて・・・」カキカキ 和「そういえば幼稚園の時の唯のオムツ嗅いだ事ある?ないわよね?ふふっ」ゴシゴシ 澪「21ページと、このページ3コマ目のペニスちょっと大きさ違いすぎないか?」ヌリヌリ 風子「少し・・・少しだけだから・・・」カキ・・カキ・・・ 和「無邪気に亀を触る姿なんてすごく淫猥だと思うのよね、でも唯はまだ処女なのよ?」ペタペタ 澪「あっ消し忘れ!」ヒィ 風子「・・・ん・・・あ・・・・Zzz・・・・」ポトッ 和「そうね初めてはどうやって奪おうかしら、 無理やりもそそるけど合意の上で隠語を言わせるのもいいわよね」カキカキ 澪「まだ沢山あるなぁ・・・」ウーン 田井中家 「いらっしゃい///」 律「たっだいまー」ガチャッ マツコ「お邪魔するわよ!!」 唯「お邪魔しま~す」 紬「こんばんわ~」 梓「どうぞむさ苦しいところですが」 マツコ「何様なのよ」 律「あんれー聡の友達来てんのかー」 マツコ「ちょっと!ガキがこんな時間まで遊んでんじゃないわよ! 二人きりになれないじゃないの!!!」マッ 紬「ご両親は?」キョロキョロ 律「たぶん遅いんじゃないかな~」 梓「まあ何か飲み物でも出して下さいよ あ、カルピスは濃い目が良いです」 唯「図々しいなぁ」 マツコ「で!?聡キュンはどこよ!!?早く出しなさいよ!! 早く出したいのよ!!フヒヒwwww」ビンビンッ 律「ひでぇ」 紬「美しくないものはきらい」 唯「ねぇ何を出したいの??」ホヘ 梓「唯先輩の脳みそが出てるんですよ」ゴクゴク 律「あっ!カルピスいつの間に!!」 梓「あざーっすwwwwwwwww」ニヒヒヒ --------聡ROOOOOOOOOOOOOM---------- キョン聡 BLです。 聡「・・・あれ・・・騒がしいなあ・・・」ハァッ キョン「ん?姉ちゃんが帰ってきたのか」ズルッ 聡「たぶん・・・友達も一緒だよ・・・ンッ・・・」ビクンッ キョン「へぇそうか。じゃあ声抑えないとバレちゃうな」ニッ 聡「んッ・・・・んぐ・・・レロちゅぱっんパァっ・・・はぁっ」ビクビク キョン「ほらよっ」パンッ 聡「ぃぎぃっ!・・・・あっゥうううっ・・・」プルプル キョン「おいおい下に聞こえるぞ?いいのか?」パンパンパンッ 聡「ひっ!ぐっ!やぁあ・・・やだあっ・・・」ヒクンッ キョン「ん?なんだ中がぎゅうぎゅうなってるぞ? もしかして聞こえるの想像して興奮したのか?」ズルルッ 聡「へぁぁっ・・・ちが・・・ちがうってばぁ・・・」ビクッ キョン「へぇ?」パンッ 聡「んううっ!!」 キョン「あ~そんな声出して聞こえちゃってるかもな~」ニヤニヤ 聡「あぐぅぅっ・・・やらあ・・・やめっ・・・あぁああ」キュゥッギュッ キョン「ははっ、やっぱ締め付け良くなった。聡は変態だな~」パンパンパンッ 聡「らめっ!らめらってぇええ・・・・ちがぅぅへんたいちがっ・・・ぁヒィッ!」キュンキュン キョン「どスケベでどMだもんな~変態じゃないか。ん?」チュゥッ 聡「んむ・・・んちゅっにゅちゅッ・・・んっ・・・んむぅっ!」ガクガク キョン「ほら舌出せよ」パンパンパン 聡「はひ・・・」ブルブル キョン「ん・・・ほれっ」ズグンッ 聡「んっ!!っぷはぁああっ!!ひぎっぃいい・・・いああああ!」ヒクヒク キョン「きもちよさそーだなー、ほれほれ」ズンズンッ 聡「あああああそれやあっ!やめっ・・・ぐぅぅぅっおくううおぐううぅぅ」ギュゥゥゥッ キョン「あーサイコー。聡はケツ大好きだなー」ズンズンズンッ 聡「ひっひィィイ!すきじゃなぃ・・・ちがっ・・・」ヒクッ キョン「へぇ?」ピタッ 聡「え・・・あ・・・なん・・・で?」ビクンッ キョン「好きじゃないんだろ?」 聡「あ・・・う・・・それは・・・」キュンッ キョン「ん?」 聡「う~!」モゾモゾ キョン「おいおい何ケツ振ってんだよ」グイッ 聡「だって・・・その・・・」グイグイ キョン「どうして欲しいかちゃんと言えよ」ズルッ 聡「っ!?やぁあ抜かなっ・・・」ギュッ キョン「口でちゃんと言えたらまたしてやるよ」ニッ 聡「むりだってえ・・・」ヒクヒク キョン「ふーん・・・」ズルルル 聡「ぁぁあうやだあもっろおお!」ギュゥギュゥ キョン「あ~俺今日溜まってるからな~」 聡「・・・?」ビクビク キョン「きっとイったら沢山出るんだろうな~」ニヤニヤ 聡「っ・・・」ゾクッ キョン「このケツマンコの中に沢山注いでやるのになー」グニィッ 聡「ぅぅ・・・」ゾクゾク キョン「孕んじまうくらいに奥に叩きつけてやるのになあ」グニグニ 聡「ぁぅぁあ・・・・」キュゥゥン キョン「んー?」 聡「ほひぃれす・・・」パクパク キョン「良く聞こえないぞ」グニュッ 聡「いぎぃ!ほ・・・欲しいですっ!!俺ケツ好きです!!だから早くおっきぃのほしいですっ!! 早く入れてくだひゃいいい!!!」クパァ キョン「うん、合格だな」ニュプ 聡「ぁぁあくるぅうおっきぃのくるぅぅうううう!!」グリグリ キョン「あーあー自分から腰押しつけてきて、とんだ変態だなー」ニュププ 聡「はひぃぃ!へんたいれもなんでもいいれしゅっ!おちんぽくだしゃいぃぃ! 奥までえぐってくだひゃいいいっっ!!」ガタガタ キョン「ほれっ」ジュグッ 聡「きらああああ!おっひぃのきらあああああぁぁぁ!おかひくなりゅっ!あひぃイイイイイ!!」ガクガク キョン「俺のでかいの簡単に飲み込んじまうなんて、随分ガバガバになったもんだ」ズゴッズゴッ 聡「ごめっごめんなひゃぃぃっ!ガバガバおマンコでごべんなしゃいぃぃぃっ」アヘアヘェ キョン「あー出そうかも・・・どこに出してほしい?」 聡「あへぇあ!?お、おくっ!ケツのおくにだひてくださいぃっ!!」ガクガク キョン「いいぜ、じゃあちょっと激しくするぞ」ズゴォッゴンッゴン 聡「んぐっ!ぉえっぐぇっ!しゅごっしゅごいこれっ!!!あーあー!!」ガクンッ キョン「だらしない顔だなー」ゴンゴンッ 聡「ぃいいいあたる!あたってりゅうぅぅ!!おくっごんごんしゅるのいいよぉおおお!!」ビククッ キョン「さっきから中イキすげーな、何回イッてんだよ」ゴリッゴンッ 聡「とびゅぅ!とんじゃうっ!!頭おかひくっなるっ!んぐぅううう!!」ブルブルブル キョン「聞いてねーなー」ズルルッパンッ 聡「あぐっ!!?ぁぁあああああああああ!!!!」ビュルッビュルルルルルッ キョン「おーおー出たなあ」ズルッパチュンッ 聡「んぐ!!やあああっいまイってるとこおおおおずぼずぼしないれっ!!」ビュッビュルル キョン「んっ・・・ちゅぅっ」チュゥッ 聡「んー!んー!」ピュッ・・・ キョン「レロ・・・ほれ」パチュンッ 聡「!!!?」ビクゥッ キョン「誰が先にイっていいつった?」ボソッ 聡「ぇあっ!!?」ビクッ キョン「俺はまだイってないからな」ズルル 聡「う・・・あ・・・」キュゥゥッ キョン「激しくしまーす」ジュゴッグリィッ 聡「ンああああああ!!!!はあぁっ!!」ヒクッ キョン「んーこうやってお腹押してやると?」グッ 聡「やあああああ!やべでッ!!こしゅれてっ!ちょうへきゴリゴリっえぐりゅうううぅぅう!!」ガクガクガク キョン「でもイイんだろ?」グリグリグリ 聡「はひっ!イイれすっ!!!もっろぐりぐりしてくだひゃいぃぃっ!!!!」ガクガクガクガク キョン「ん、出そうだな」ゴンゴンゴンゴンゴンッ 聡「だひてっ!だしてくだひゃぃいい!!おれのどスケベまんこに沢山なかだひしてくだひゃいぃいいい!!」ガタガタガタガタ キョン「よーし奥に出すからな」 聡「はひっおねがいしますっ!!あついのいっぱいくだひゃい!!!ぁへ!!??」 キョン「んー?」ズンズンズンズンッ 聡「んほぉおっ!!?なにっなんかっ!やっ!やああ漏れっもれちゃううううう!!!やらやらあああ!!」ピクピクッ キョン「いいぞ漏らせよ、ちんぽ入れられて盛大に漏らせこの変態がっ」ゴリュゥッジュグッ 聡「ぁあああああだめらめえぇぇぇええほんとっ!もれちゃ!!ぅやぁぁあああ!!!!」プシャッ 紬「これはありよね」 マツコ「ちょっと邪魔すんじゃないわよ!!」 紬「私シコってる人の邪魔をするのが夢だったの~」フフッ 聡「やああああああああぁぁあぁっ!!見んなみんなああああっ!!んぐぅぅうううっ!!!」ジョロロロロロロロプシャッ キョン「おっ良い締め付け・・・出るぞっ・・・」ゴリュッ ビュルルルルルルッ 聡「きらあぁああ!!!あちゅいのおくうううぅぅっっ!!うれひぃれすっあはっ」ピュッピュッゴプッ キョン「はっ・・・ん・・・」ビュルルルルルッビュッ ズルルッ 聡「あんんんんんっ!!・・・んひっ・・・おなか・・・あはっ・・・あったけぇ・・・」ゴポポッ キョン「ふぅ・・・」ズルンッボロン 聡「へへ・・・あははっ・・・漏れきてる・・・おれケツ閉じなくなっちゃってりゅ・・・」パクパクッ キョン「あれだけ激しくしたからな、どれ」クパァ ジュポッ 聡「ひんっ!!?ぁああひろげちゃらめぇぇえええ!!!????」パクパクッ キョン「ちょっとめくれちゃってるなー」グパァッ ドロォッ 聡「あへっ・・・ごべ・・・ごめんなしゃい・・・」ヒクンッ キョン「気にすんな、これからも俺が使ってやるから」チュゥッ 聡「んっ・・・ありがとうございますっ・・・これからもおちんぽいっぱいください・・・」レロッニュプ ―――― 澪「うん、こんなもんかな!」カサッ 風子「じゃあチラシはこれでいいかな・・・」ンー 和「そうなんだ、じゃあ私生徒会の仕事するね」 風子「そんなの生徒会にやらせればいいでしょっ!!!」バンッ 和「いや生徒会なのよ」 風子「そうでしたね」テヘッ 澪「この聡って子 律の弟に似てるなあ」ジー 純「あのー」ガチャッ 和「あら、何か御用?」 風子「ちょっと、ここおちんぽじゃなくておちんぼにした方が 良いと思わない??」ピラッ 澪「んーそれならおちん棒とかどうだ?」 風子「それはないかな」 澪「そうかー難しいな・・・」ウーン 純「えっと・・・」 和「気にしないで、通常運転よ」 純「はい・・・ えーと、生徒会にお借りした縄と猿轡返却にきました」ペコッ 和「ああ、そうねその辺置いててくれれば後で片付けておくわ」フフッ 純「あ、じゃあ・・・ありがとうございました~」スッ 風子「あああああああああああ!!!!!何よこれえええええ!!」ガンッ 純「!?」ビクゥッ 澪「ん?あ、純じゃないか」ニコ 純「は、はいっ・・・どうもです澪先輩・・・」ペコッ 風子「キョンの髪はこのトーンじゃないっつったでしょぉぉおおお!!!」ガンガンッ 和「あらそうだったかしら」ハテ 澪「でも見開きはこのトーンのままだったぞ」 風子「本文ではちょっと濃い目のを使うのよ!!! あああああやり直しじゃないのおおおお!!!!」ワァァァッ 和「ほとんどのページじゃない・・・」ハァ 澪「多いな・・・」 風子「間に合わないんだわどうせもうだめなのよぉおお・・・・・」グスグス 純「えっとー・・・手伝いましょうか・・・?」チラッ 和「生徒会へ」 風子「ようこそ!」 澪「ごゆるりと!」 純「はーい!」 風子「じゃあ澪と鈴木さんはトーンの貼りなおしで 真鍋さんと私はペン入れ修正でどうぞお願いしますっ」ペコッ ―――― キョン「じゃあシャワー借りるぞ」ベトベト 聡「ん・・・はひ・・・」ヒクヒク キョン「あースッキリしたなー」カチャッ マツコ「んほぉっ!!」 キョン「えっ」 マツコ「うひょおおおおおおおお!!!男よおとこのはだかあああすきいいいいいいいい!! ああああああ好きよしゅきしゅきだいしゅきwwwwwwwwwwww」ガバッ キョン「ひいいいいいいいいいい!!??」ギョッ マツコ「ああああ良い体してるじゃない!!!!!たまんないわね!!!!!くんかくんかくんか! 早くやらせなさいよおおおおおおおおおわっふるわっふるwwwwwww」カクカク キョウ「うわうわあああああああああ!!!!」ダダダダダダダッ マツコ「まてやゴルァアアアアアアアア!!!!!!」ドドドドドドドドッ キョン「ぎゃああああくるなああああああああああ!!!!」ダダダダダダダダッ マツコ「出して出して!!!!!あたしの中に出してもいいのよ!!!!!!」ドドドドドドドドドッ 菫「(あっ全裸の男の人が叫びながら走ってる・・・・危ないなあ)」ジーッ 憂「も~お姉ちゃん遅いよ~晩御飯準備したのに何してるのかなあ」キョロキョロ 菫「(あっ空中を蹴りながら女の人が飛んでる・・・・すごいなあ)」ヒャー 菫「・・・・あ・・・・雨だ・・・・帰ろっと・・・・・」ポツポツ ―――― 田井中家「またきちゃった///」 唯「お腹空いたよ~」グルルル 律「そうだなあ」 梓「早く何か用意して下さい」 紬「でもりっちゃんなんかに 私の口に合う料理が作れるの??」 律「なにをー!あたしだって人よりは料理出来る方なんだぜ!?」ムッ 梓「じゃあ早く作れよ」 律「何でそんなにえらそうなんだ」 梓「唯先輩がお腹空いたって言いだしたので 律先輩をバラしませんか??」フフッ 律「へへっ!もう騙されないぜ! そう簡単にバラバラにされてたまるかっ!」フフン 梓「ちぃっ!」 紬「そういえば梓ちゃん ノコギリはちゃんと返したの?」 梓「唯先輩に返したので、私は知りませんよ」 唯「私はちゃんと澪ちゃんのギターケースに戻したから 大丈夫なんだよ~」エヘヘ 紬「そうね大丈夫ね良かったわ」 梓「ちょっと!!そんな事したら澪先輩のエリザベス(笑)が傷ついて 澪先輩も傷ついて泣いて私がその澪先輩を慰めてあわよくば心の隙間に入り込んで 生気の抜けた澪先輩の性器をぺろぺろペロペロwwwwwwwぱっぱっぱーwwwwwww」ヒヒヒヒヒッ 律「こいつどうしたんだ」 唯「なんで私りっちゃん家に来たんだっけ」 梓「もう忘れたんですか?お前を火あぶりにする為だよバーカ」 紬「唯ちゃんは魔女か何かなの?」 QB「僕と契約して魔法少女になっtブチャァッ 律「食材も手に入ったし 歓迎パーティーしよっぜー!」ブチィッ 唯「わーい!」キャホッ 紬「じゃあ私宅配ピザ注文するわね!」ピッピッポ 梓「じゃあ私はテレビ見ながらしっかりお菓子食べてます!」ムシャボリ 唯「私は何もしないよ!」フンス 律「じゃあ各自精一杯出来ることをやろう!」ワハー ワイワイ ガヤガヤ フヒョーォ アハハハハハハ 紬「本人が居ない歓迎パーティーって すごく有意義ね」ウフフ 梓「そうですね、おかげで楽しいです」ニャー 唯「このお肉おいしいねぇ~」ハグハグ 律「捕り立て新鮮だからな!」ハッハッハ 唯「マツコ先生いらっしゃ~い!これからもよろしくね~」ワーイ 律「よろちくびっ!」ワホー 紬「まあまあまあまありっちゃんたら♪」 梓「もうっほんとにガキですね」ヤレヤレ 11
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聡「……」(ボー 律「どうしたんだ、聡。 合宿からずっとぼーっとしっぱなしだぞ! 気合入れろ!気合!!」 聡「…姉ちゃんか… !! そうだ!姉ちゃん!金貸して!金!!」 律「なんだ!?どうした? もしかして彼女でもできたか~? デートにでも行くつもりだろ?(ニシシ」 聡「違うよ! 俺!ギターやりたいんだ!ギターが欲しいんだよ!! ギターっていくらくらいするんだ!?」 律(ほほう…わが弟ながら知恵を使ったな。 将を射んとすれば先ず馬を射よって、 梓に近づくためにギターを始めようって魂胆だな?) 律「まー、5万位準備できれば大丈夫だろ! お年玉の貯金って残ってたか? 足りないならおこずかい前借しな。 姉ちゃんも一緒に頼んでやるからさ!」 聡「ほんと!? ありがとう!姉ちゃん!!」 律「てなことがあってさ― 聡がギター買うことになったんだ。」 唯(おお!) 澪(聡の奴…) 紬(あらあら) 律「でさ、買いに行くとき梓にも一緒に行ってもらいたくって。」 梓「私ですか?」 澪「それはいい考えだな! 私たちはギターのことはそんなに詳しくないし! ギターのことはギターの梓に聞くのが一番だから!」 唯「澪ちゃん、私もギターだよ?」 律(こいつは…空気読めよ!) 紬「で…でも唯ちゃんはギターの理論とか仕様とか、あまり詳しくないでしょ? 梓ちゃんならそういうことにも凄く詳しいし、 初めてギター買う聡くんには適任だと思うわ。」 唯「む―…むぎちゃんまで!」 律「ま、そういう訳だから、今度の日曜日、一緒に行ってくれないか?頼むよ!」 梓「ハァ…そういうことなら…別にいいですけど…」 次の日曜日 律『私は直前まで用事があるから現地集合な。 一緒に選んでくれる人がいるから先に合流しててくれ。』 聡「…と言われて一人で来たけど…」 梓「あ、聡くん。久しぶり。」 聡「梓さん!お久しぶりっす! 一緒に選んでくれる人って梓さんだったんですね。」 梓「うん。今日は律先輩も一緒に来るって聞いてたけど…」 (prrrr prrrr) 梓「私の携帯…律先輩からだ。 もしもし…」 律『ごめん、今日一緒に行くつもりだったんだけど 用事が思ったよりも長引いていけそうにないわ。 悪いんだけど二人で先に行っててくれる?』 梓「はぁ…用事ってなんだったんですか?」 律『えっ!?それはなんだ!受験勉強的なものに関係するもので…』 梓「夏期講習で補講にでもなったんですか?」 律『そう!それだ、それ! と、言うことで後は頼む!』 梓「にしてもタイミングいいですね。 今、ちょうど聡くんと合流したところなんですよ。」 律『え!?いや、そうか!いや、たまたまだよ!たまたま! じゃあ頼んだぞ!!』 (Pi!←電話を切る音 律「危うくばれるところだった…」 澪「律が一人で墓穴掘ってたんだろうが!」 紬「そりゃタイミングはいいに決まってるわよね。 今、こっそり様子を見ながら電話かけてるんだもの。」 梓「と、いうことで、律先輩は来れないみたい。」 聡「なんだよ!姉ちゃん! ドタキャンとか勘弁してくれよ…」 梓「律先輩らしいといえば律先輩らしいです。」 聡「学校でもこんな感じなんだ? 家でもいつもこんな感じでさ…いつも困らされてるんだよな~」 梓「ふふっ… 律先輩の弟をするのって大変でしょ?」 聡「まぁ…でも、映画や…この間の合宿に連れてってもらったり、 色々面倒見てくれるんで頭はあがんないんですよw」 ~~~~ 唯「なんか、親しげに話してるよ!りっちゃん隊員!」 律「うむ。聡のまぬけ面は見飽きたがなかなか良い傾向だぞ!唯隊員!」 澪「何やってんだ…」 紬「うふふ…」 回想シーン 律『いいか聡! 忙しい中時間を割いてお前のギター選びに付き合ってやるんだ! お礼に食事くらいはおごれよ! 私だけじゃなく、一緒に来てくれる人にもだ!』 聡『分かったよ! なんだよ、そんなにおごってほしいのかよ?』 律『いいから!とにかく、ギターを選んでもらったら必ずお礼に食事をごちそうするんだぞ! 楽器屋から近いところでは、ここら辺りがなかなかおしゃれでいい感じだから、 ここ!この店で必ず食事をおごるんだ!』 聡『うっさいなー!分かったよ! おごるから。もー。』 回想シーン終わり 梓「……てな感じで、最初はこれがいいと思うよ。」 聡「ありがとうございます、おかげで助かりました。」 (姉ちゃんはお礼に食事をごちそうしろって言ってたよな…) 「あの…これから時間あったらお礼をしたいんで食事でもどうですか?」 梓「え…でもそんなの悪いよ。」 聡「いえ、大丈夫っす。 梓さんのおかげで思ったよりもいい買い物が出来たんで。 それに、梓さんにお礼もしなかったって姉ちゃんにばれたら 締め落とされそうなんでw」 梓「律先輩なら…ありうる… それじゃあせっかくだからごちそうになろうかな。」 聡「ありがとうございます!」 梓「お礼を言うのは私の方だよ!ww」 聡「そうでしたねww」 後日。 律「で、ギターの方はどうなんだ?」 聡「なんか…うまくいかないんだ… 合宿のライブの梓さんみたいなのは無理としても、 あの時教わったくらいは…って思うんだけど…」 律「まー、楽器ってのは自己流でやっててもなかなかうまくならないしな。 ちゃんとした先生について教わらないと。」 聡「ギター教室とか通うの?」 律「違うよ、バカ! 一緒にギター選んでくれたいい先生がいるだろうが!」 聡「梓さんに!?いや…いくらなんでもそこまでお世話になるのは…」 律「大丈夫!あいつは生真面目だから今頃聡がどうなってるか心配してるくらいだって! いいから電話してみろ!」 聡「なんだよ!姉ちゃんが連絡してくれるんじゃないのかよ!?」 律「自分のことなんだから自分で何とかしろ!」 聡「こんなことまで聞いちゃって申し訳ないんですけど、 何から練習したらいいか教えてほしくって…」 梓『んー…電話じゃあちょっと伝えにくいな… じゃあ今度の休みに一緒に練習する?』 聡「いいんですか!? じゃあ次の休みに行きますから!」 梓『あ、いいよ。私が聡くんの家に行くから一緒に練習しよ。』 聡「ありがとうございます! それじゃあ待ってますんで!!」 (Pi! 律「なんて?」 聡「今度の土曜日、教えに来てくれるって。」 律「なんと!? いや~遂に聡も家に女の子を招くようになったか! これはお赤飯を準備しておかないとな!w」 聡「いたた…背中バンバン叩くなよ!なんだよ、それ? なんでそのサムズアップなんだよ!?」 4